メディアの発達と介護

メディア、すなわち情報伝達手段の発達によって世界は大きく様変わりした。20世紀半ばから見ても、先の大戦で勝敗の決定的な要因になったのが情報戦の優劣であったことは否めない事実だし、その後に続いた冷戦時代の終焉を決定づけたソヴィエト連邦の崩壊は、ゴルバチョフによるペレストロイカ(情報公開)から始まったことだ。今世紀に入ってからも、特に今年になってからの中東情勢の劇的な変化、エジプトでの革命、リビアのカダフィ体制の崩壊などに、ITメディアの発達による情報の共有が果たした役割は大きい。国内でも今年3月11日の東日本大震災発生時においては、道路、鉄道、電話網などの既成インフラが壊滅状態な中で、ツイッターのような新しい情報共有メディアが効力を発揮し、多くの人の命が救われた。介護業界にとってもその影響の大きさは計り知れない。テレビや新聞のマスメディアでとりあげられることによって、それまで個々の家庭内の問題でしかなかった介護が、広く社会的な問題であると認識されたことに留まらず、PCが末端の現場まで普及していなければ、膨大な要介護者の個人情報を管理して各々の介護施設で有効に利用し、サービスに役立てることなど出来はしなかっただろう。これからのメディアは携帯端末の高度化により益々発展していくものと思われる。世代間に広く普及していくことによって、在宅介護はじめもっと多くの現場で介護やホームヘルパー2級の資格を持った方が積極的に活躍していくことを期待したい。

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